海外で看護師として働くための条件の違い

日本で看護師の仕事といえば、激務の割に薄給で離職率が高いというイメージを持たれています。しかしひとたび海外に目を向ければ、看護師のステータスが日本よりも高く、給料やキャリア支援が充実している国が数多くあります。このような特徴がある海外で看護師として働くには、勤務する国ごとに異なる看護師資格を取得する必要があるのです。海外で通用する看護師資格を得るには看護留学という方法があります。

海外で看護師になるための条件は、国ごとに大きく異なります。これに加えて看護留学は、日本国内で看護師資格を有しているひとだけでなく、これから看護師を目指す学生も対象です。そのため看護師経験の有無によっても、海外で看護師資格を取得するための条件は違ってきます。したがって看護留学を成功させるには、働きたい国が明確な方もそうでない方も、各国の看護師になるためのルールをしっかりと把握する必要があるのです。

たとえば、日本での看護師経験がある人がアメリカで看護師として働く際には、必要な審査を受けた上で国家試験に合格するのが第1条件です。その際、現地の大学や短期大学に入り直す必要はありません。一方イギリスでは、看護師になるためには4年制大学を卒業していることが求められます。そのため日本で看護師経験がある人でも、専門学校や短期大学を卒業している場合には、イギリスの4年制大学に編入する必要があります。この他にも看護師資格を得るためのルールは国ごとに異なるため、それらを十分に理解したうえで留学プランを立てることが重要でしょう。